スノーの「付け焼き刃」救命救急講座
倒れている人の周囲の安全を確認したら、その人に呼びかけ意識のレベルを確認します。
意識があっても、状況を見て救急車などの手配をします。
特に意識が無い場合は周囲の人に助けを求めます。その場合、119番する人、AEDを探しにいく人、など役割を振り分けると良いでしょう。(時間のロスを最小限に!)
呼吸の確認をします
「目で見て、感じて、2.3.4.5.6.7.8.9.10〜」と頭の中でカウントして、呼吸の有無をしっかりと
見極めます。
呼吸をしていなければ、すぐに人工呼吸と胸骨圧迫で心肺機能蘇生を行います、かなりの力が必要です。
人工呼吸を2回→胸骨圧迫30回(100回/分)強く速く を1サイクルとしてAEDが到着するまで
繰り返します。
AEDが到着しました!
まずは、肌を露出させる必要があります、プライバシーの問題などありますが、命がかかっています
ので、できるだけ素早い作業が必要です。
救急現場では、救急車の中で行う事が多いそうですが、秋葉原の無差別殺人事件の様な場合、ブルーシートで囲っていてもその上から携帯電話などで写真を撮る人が少なくなかったとか〜(汗)
日本国内で使われているAEDの代表?3機種 どれも小さいです。
取り出すと、自動的に電源が入り、指示を音声で出してくれます。
子供用 電極パッド 心臓(体の真ん中にあります)を挟む様に配置します。
ちょっと判りにくいのですが、「体毛の濃い人」用にカミソリが入っている機種もあります。
AEDを用意する間もできるだけ、心肺蘇生を続ける必要があります、AEDの電極パッドを貼った
ら、胸部圧迫を一旦停止し、患者さんを動かさないで、AEDが心臓の「細動」の状態を判定するのを
待ちます。
もし、心臓が「細動」の状態ですとAEDが音声指示を
「電気ショックが必要です」
「充電をしています」
「体から離れてください、ボタンを押してください」
とアナウンスします。(機種によって違うかも知れません)
この時、AED操作者はできるだけ強い態度で「どけっ!」「離れろ!」と怒鳴ると良いそうです。
救急隊員の方も、患者さんの近親者や友人がどうしても患者さんの身体から離れなくて、電気ショックをかけられずに困る事があると、言ってました。
患者さんの体に触れていると、その人も感電してしまいます。これまでの使用例で「一緒に感電した」人はいない様ですが、「細動」している心臓を一旦「止める」のが目的の電気ショックだそうです
から、普通の状態の人が感電したらどうなるのか?運を天にまかせる事になりそうです(汗)
「ばしっ」?(電気ショック)
その後、ただちに、胸部圧迫/人工呼吸のサイクルを5サイクル(2分)行ったのち、再び心肺
蘇生を一旦停止して、AEDによる心電図の測定を行います。
必要に応じて、電気ショックの指示が出たり、そのまま心肺機能蘇生を続ける様指示が出るそうです。
ただし、心臓の「細動」が無い場合(心臓が正常に脈動している、又は完全に止まっている)は
AEDは電気ショックを行いませんので、呼吸があるかどうか?確認の上、呼吸が無ければ、
上記の「心肺蘇生サイクル」を救急車が到着するまで行う必要があります。
宿題
電気ショックが必要ない、とAEDが判断した場合はどんな指示がAEDから出されるのか?
そういう状況について説明がなかったと思います。
もし機会があれば、また講習会に参加してみたいです。
おまけ
救命救急士の方の制服の畳み方は撮影できなかったのですが、その制服の下には"Paramedic"と
書かれたのTシャツでした!
頼もしい存在感がある方々でしたが、できればお世話にならずに暮らしたいですよね。
また、胸部圧迫のリズムですが、Bee GeesのStayin Alive(ビージーズ ステインアライブ)と言う
懐かしい曲に合わせると丁度良い(汗)そうですよ〜
この曲、1978年にヒットしましたが、その後ジョン・トラボルタ主演の映画「ステイン・アライブ」にもテーマ曲?として使われたそうです。
実は、この映画、シルブェスター・スタローンが脚本、監督、製作だったんですね〜、映画そのもの
は、「駄作」と酷評された様ですが、最近のニュースでは「胸骨圧迫のリズムにちょうど良い」、
と言うことで、思わぬリバイバルも!(takanoさんが調べてくれました)
http://www.barks.jp/news/?id=1000045176
いやぁ〜 映画って、面白いですね〜 それでは さよなら〜さよなら〜!
snow
おまけのおまけ
ステイン・アライブ 「はっちぽっち」でもやっていました!スバラシイ!
http://www.youtube.com/watch?v=QIdhe_bPprs&feature=related
コメント (2)
ステイン・アライブ!常々、ぴったりのリズムだと思っていました。すばらしい!
投稿者: たつみ | 2009年07月12日 21:30
日時: 2009年07月12日 21:30
たつみさん
いつも、コメントありがとうございます。
「常々」と言う事は、心肺機能蘇生をご存じなんですね〜!
投稿者: snow | 2009年07月13日 22:04
日時: 2009年07月13日 22:04